夏合宿の様子をお届けします。
初めて軽音楽部で合宿を実施しました。
【1日目】

これからの4日間に期待を膨らます部員たち。
後部座席には楽器が乗っています。特大バスでちょうどいいサイズでした。

揺られること5時間半。長野県栂池高原の合宿所に到着しました。

今回利用させていただいたのは栂池観光ホテルさん(http://tsugaikekankohotel.com/)。
目の前はゲレンデで、冬シーズンはスキー客用のホテル施設ですが、夏はスタジオ併設の合宿所として部活やサークルを受け入れてらっしゃいます。オフシーズンでの営業とは思えないほど機材等の環境が充実しており、不自由なく4日間を過ごさせていただきました。

部屋に荷物を置いたら、さっそく練習です。練習ローテ表に従いバンド毎にスタジオに入ります。

入浴後夕食。朝夕はバイキングで、しっかり食べて力をつけることができました。

食べ終わってからは1日目のイベント、花火です。
買いすぎたと思っていた花火でしたが、44人でやると1時間経たずしてなくなります。

最後まで線香花火で競争をしていました。
【2日目】
朝食を食べ、すぐに練習に入ります。

たくさんバンドを組むと練習が続いて、1日のほとんどをスタジオで過ごした部員もいました。
バンド練習と並行して、オリジナル曲のレコーディングも行いました。
2年生バンド《baobab》、入学当初から続いている豊高の純ガールズバンドです。この度初めてオリジナル曲を作りました。

パート毎に音を録っていきます。レコーディングは初めての経験。慣れない上に些細なミスも目立ってしまうので、良いテイクが録れるまで何度も挑戦します。

楽器が録れたら、いよいよボーカルを乗せます。
緊張のせいか、なぜか笑っているような声に。「笑ってない?大丈夫??」と不思議な会話が続きます。
自分たちの初めての曲。必死に歌詞をメンバーで話し合って詰めていました。歌う直前まで何度も歌詞を吟味します。
※スマホからの人は最初に「Listen in browser」を選択してください。
コンフリクト(conflict) = 葛藤

「捨てたものは拾わずに、捨てられたものは忘れないように。」
高校生が書く『等身大』の歌詞に、大人にも通じるものはないでしょうか。
夕飯は屋上でBBQをしました。自然あふれる栂池高原、夜にライトを焚くと虫が寄ってきてしまうということで16時半からの早めの夕食でした。

ずっとトングを持って焼きつづける者。彼らから肉をもらって食べるだけの者。
それぞれが役割を果たしながら楽しい時間を過ごしました。

少し余韻に浸って、また練習に戻ります。
【3日目】

部員の顔に疲れが見えるようになりました。
練習があるのは今日まで。力を振り絞って最後まで頑張りました。
夜からはライブホールで部内ライブを行いました。
合宿の成果を部員同士で発表しあいます。3日目は前半です。

特に1年生はやっぱりまだまだ…と思うところもありましたが、それぞれができる範囲で精一杯頑張りました。

終了後は各年次の代表からひと言。
3年生からは後輩に向けたいい話も聞けました。印象に残る時間になったのではないかと思います。
【4日目】
最終日。バスの時間までにライブ後半を詰め込みます。

盛り上がるための準備体操。これを怠った部員は後日首の痛みに悩まされることになります。

3年生のギターボーカル。

アコギと歌のツーピース。

baobabもオリジナル曲を初披露。
トリを飾ったのは、前回の部活動体験の記事でも紹介した≪お汁粉’s≫です。
「スタジオで突如思いついた曲」と言って弾きだしたのはSilent Sirenチェリボムのメタルアレンジ。

疲れ切った中で変なテンションが爆発、みんなで一緒に肩を組んで盛り上がりました。
軽音楽部は基本的にバンド単位で活動するのでなかなか縦横のつながりを作りにくい部活ですが、この合宿を通して新しい関わりを増やすことができたのは1つ大きな収穫だったと思っています。
そんなこんなで、あっという間だった4日間。

みんないい笑顔しています。
技術的にも人間的にも大きく成長できたと思います。たくさんに人に支えられ成功した初めての夏合宿でした。本当に、ありがとうございました。
「冬合宿ってないですか?」
無いです。