日誌

3学期始業式での校長講話を紹介します

 おはようございます。また、明けましておめでとうございます。

 冬休み中、豊高ゼミや進学講習、部活動に多くの皆さんが頑張っていました。皆さんと元気に3学期を迎えられたことを嬉しく思います。

 さて、2020年、令和2年を迎えました。今年は、国内的には東京オリンピック・パラリンピックイヤーとして、校内的には創立100周年の年として、大いに盛り上がり注目されることが予想されます。

 私の初詣でのお願いは、創立100周年記念事業が成功するように、そして、豊岡高校全体が一段高いレベルに進化するように、というものです。

 皆さんそれぞれが今年の目標あるいは抱負を立てたことと思いますが、ぜひ、その実現にこだわってもらいたいと思います。目標実現を助けてくれるものがあれば、待っているのではなく自分から取りに行くこと。目標を下げて楽をしようとする弱い自分が現れそうになったら、強い自分がそれを阻止すること。共に頑張る仲間がいることを意識してください。 

 年末年始はいろいろな話題がありましたが、スポーツでは箱根駅伝に注目が集まりました。区間新記録の続出、優勝タイムの大幅更新に皆が驚きました。その秘密は、ナイキ製の厚底シューズによるところが大きいようです。今大会では、実に8割以上の選手がこの靴を履いていました。

 このシューズ、昨年、世界記録を塗り替えた選手をはじめ、日本記録を更新した大迫選手も使用して注目を集めていました。誰もが信じて疑わなかった薄底・軽量シューズの定説が覆されたわけです。

 このシューズは、反発力の高いカーボンファイバープレートが、航空宇宙産業に使われる特殊素材に埋め込まれていて、クッション性に加えて走ったときに高い推進力を発生させるのだそうです。

 ただ、世界陸上競技連盟のルールに「ばねを使ってはいけない」という条文があるため、「不公平ではないのか」という疑問の声も湧いています。

 以前、水の抵抗を減らす特殊加工を施した水着を着た選手が、水泳の世界記録を次々と塗り替えたことで物議をかもし、国際大会でのこの水着の着用が禁止になったことがあります。

 しかしながら、スポーツの世界では、シューズやウェアをはじめラケットやスキー板などの用具は最新のテクノロジーで年々進化し続けており、安全性や快適性、競技能力の向上、そしてスポーツの振興に寄与しています。 

 もし、「あなたは、この厚底シューズの登場についてどのように考えますか。そう考えた理由も示して、800字程度で書いてください。」という課題が出されたとしたら、どう答えるでしょう。

 まず、分かっている情報から考えの素案を立てます。次に、素案の検証に必要な多方面からの情報を集め、得られた知識やデータをつなげたり分析して、根拠を明らかにした自分の考えをまとめていきます。その際、あなたの考えに反対する意見を想定した反論も考えるとよいです。課題が完成したら提出しておしまい、ではなく、他の人と互いの考えを議論してみることが深い学びにつながります。議論を経て、もう一度じっくり自分の考えを整理しましょう。あなたの最終的な考えがそこに完成します。

 これはまさに正解のない課題について考える探究的な活動ですね。身近な疑問が課題になる例を示しています。授業で学んだことの中に疑問をもつもよし。生活の中にある身近な事柄に疑問を感じてもよし。そこから主体的に学びを広げよう、学びを深めようとする意識と態度が大切になってきます。 

 さあ、3学期。一般受験の3年次生は、いよいよ勝負の時。100%の力が発揮できるよう自信を持って、最後まで頑張ってください。進路決定者は3年間の総仕上げをはかってください。1,2年次生は一年間のまとめと、次年度にしっかりつなげる学習意識、進路意識の充実をはかってください。

 では、3学期も頑張りましょう。