日誌

放送による1学期始業式での校長講話を紹介します

(全校生徒が午前・午後に分かれて、放送による始業式を行ました)

 生徒の皆さん、お元気ですか。校長の町田です。

 6月1日の学校再開から、皆さんは今日で2回目の登校になります。先週、久々に登校してどんな気持ちがしたでしょうか。先生方は再び皆さんと教育活動ができることをとても嬉しく思っています。ただ、しばらくは新型コロナウイルス感染予防を意識した「新しい生活」を送っていく必要があります。密な状態になりやすい学校でいかに皆さんの健康を守っていくか、先生方は一生懸命頑張りますので、皆さんも協力をよろしくお願いします。 

 通常登校に戻る日は、早ければ22日(月)からになる見込みです。それまでは分散登校となりますので、もうしばらく体と心を整えながら学習習慣を取り戻し通常登校に備えてください。学校で仲間と過ごす時間が長くなってきますが、「彩の国 新しい学校生活 5つの安心宣言」に基づいて感染防止対策をやっていただきます。このあと保健環境部から詳しくお話しします。これには皆さんの心がけによるところが大きいですので、しっかり守って安全な学校生活を送ってください。 

 臨時休業によって1学期2か月分の授業がなくなってしましました。先生方は皆さんの学習の遅れをとても心配しています。学校からは皆さんの自宅に課題を送らせてもらいましたし、動画による授業も配信しました。これから遅れた部分をできるだけ取り戻すよう、授業時間の確保のために行事予定を見直します。夏休みも短くなりますが、ご了承ください。先生方は皆さんの学力向上のために頑張りますので、皆さんも前向きに、進路実現の目標を改めて確認して、意欲的に学習に取り組んでください。 

 今後の学校行事については、「3つの密」を回避するよう工夫しますが、それが困難なものは実施することはできません。9月の豊高祭は残念ながら中止せざるを得ません。体育祭は何とか工夫して秋にできたらいいと考えています。部活動については、通常登校になってから行います。この時期の大会や発表会が中止となってしまい、インターハイや夏の甲子園までもが中止となりました。特に最後の活躍を楽しみにしていた3年次生にとっては悔しい思いをしていることと思います。その思いは必ず皆さんの成長のバネにしてほしいと思います。 

 また、進路を控えた3年次生には不安を感じている人もいるでしょう。大学入試について配慮を求める動きが進んでいますが、どうなるかまだわかりません。焦ったり無用な心配はせずに、情報のアンテナを高くして、やるべきことを着実にやっていくことが大切だと思います。1年次生はほぼ入学式以来ですので、豊高生としての自覚と学校生活のリズムを早く確立してほしいと思います。 

 話は変わりますが、今から100年前はどんな時代だったでしょう。1918年11月に第一次世界大戦が終結し、1920年に国際連盟が発足して日本も加盟国となりました。世界中で株が大暴落し世界恐慌が始まりました。実はこのころ、スペイン風邪と呼ばれる新型インフルエンザウイルスが大流行し、世界で2000万人から4000万人が亡くなったとされています。 

 そんな時代の1920年(大正9年)、地元の期待を受けて豊岡農学校が誕生しました。のちの豊岡高校です。従って、豊岡高校は今年度100歳、創立百周年という記念すべき節目の年なのです。これにあわせて、正門から玄関にかけてリニューアル工事が6月10日より始まります。予定では8月いっぱいかかりますので、通行に不便をかけますが、事故のないようにお願いします。

 また、11月に記念式典を予定していますが、こちらは来年に延期の予定です。ですが、今年が特別な年には変わりありません。皆さんには、多くの先輩が築いてきた豊高100年の歴史と伝統を意識し誇りに思ってもらい、それによって皆さんの心が更に豊かになってもらえたらいいと思っています。それは、皆さんの夢の実現に必ずプラスになると信じています。 

 百年前、スペイン風邪のあとには関東大震災が起こります。当時の人々はその危機を乗り越えて大きく復興を果たしました。私たちは今、ピンチにさらされていますが、そこから新しい知恵やしくみが生み出されつつあります。現状を前向きにとらえ、希望と志をもって頑張りましょう。