豊高校長室だより

2019年9月の記事一覧

2学期始業式での校長講話を紹介します

 おはようございます。空調工事の関係で例年より長い夏休みでしたが、充実した生活を送れましたか。豊高ゼミや進学講習に励んだ人。連日、部活動に精を出した人。大学のオープンキャンパスに参加した人。猛暑の中、部活動大会やコンクールで頑張る皆さんの姿には、私も元気をもらいました。
 特にインターハイ、アーチェリーでは3年次の駒形柊斗君が全国で準優勝という素晴らしい成績を修め、豊岡高校の名を全国に轟かせてくれました。
 一方、市立図書館のボランティアに参加してくれた人もいます。人に喜んでもらえる働きができたことはとても素晴らしことです。

 ところで、部活動のガイドラインに基づいた学校の活動方針が策定されて初めての夏休みでした。今まで以上に活動と休養にメリハリを持って、皆さん生徒自身がより一層主体的に活動をされたでしょうか。新チームになった今、自覚を深めより高いレベルで文武両道に励んでください。

 さて、夏休み中も世の中ではいろいろな出来事がありました。県内では、埼玉県知事選挙で大野氏当選が大きなニュースとなりました。この選挙、投票率は32.31%でした。選挙権を得た3年次生、投票に行きましたか?18歳で選挙権が与えられる意味、2022年には成人年齢が18歳になることも含めて、全員に考えてもらいたいものです。
 あおり運転の事件では、繰り返し報道される映像に理不尽さ、憤りを感じた人は多かったと思います。残念なことに、身勝手で危険な運転をする人は結構います。自転車でもそうです。皆さんには思いやりのある運転ができる人であってほしいと願います。
 連日報道される韓国との関係悪化のニュースは心を曇らせます。香港の大規模な抗議活動も気になります。いずれも歴史問題や政治的な思惑があるわけですが、グローバル社会を生きる皆さんには関心をもってもらいたい問題です。
 東京オリンピック・パラリンピックまで1年を切りましたが、9月20日からラグビーワールドカップが始まります。県内では熊谷市で3試合が行われます。これらビッグイベントに私たちはただの傍観者でいるのはもったいないです。大会や競技のことをもっと知りましょう。多くの外国人と触れ合うチャンスもあります。自分なりの関わりを考えてみてください。

 さて、2学期は3年次生にとってAO入試や推薦入試、就職試験の山場を迎えます。一般受験はもちろん推薦を使う人も、確実に実力アップを図る最後の学期です。全力で取り組んで夢をつかんでください。
 2年次生が挑む新しい大学入試制度に関して、英語検定試験に新たな動きがありました。1年次生もそうですが、新しい大学入試問題には思考力を問う問題が増えます。また、高校時代にどんな探究活動をしたか、どんな取り組みをしたかなどを判定材料に用いる大学が増えてきます。知識を蓄えることに加え、データを読み取ったり関連する知識を組み合わせて考えたり、他者と意見を出し合って考えをまとめたり発表する力が求められているのです。これは受け身の授業では力は付きません。自ら主体的に学習する姿勢が大切なのです。

 私は先日、日本科学未来館で開催されている「マンモス展」を観に行きました。シベリアで見つかった冷凍マンモスの死骸から細胞を取り出し、マンモスを現代に蘇らせようという近畿大学の研究に大きな興味・関心を持ちました。2万8000年前のマンモスの細胞核をマウスの未受精卵に移植したところ、細胞分裂の直前まで活動したという研究成果です。そこに至るまでの研究者の情熱や試行錯誤の過程、研究をめぐる様々な問題点が展示されています。
 私は、この展示は特に若者に対して、夢を持ち、主体的に学び探求していく姿勢、チャレンジ精神、倫理観の大切さを示していると感じました。

  2学期はスポーツにも読書にも芸術にも、もちろん勉強にも最適な季節です。来年で100年の歴史を刻む豊高生としての自覚を高めつつ、皆さん一人一人が確かな成長をしてくれる学期になることを期待します。

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