日誌

2019年12月の記事一覧

2学期終業式での校長講話を紹介します

 おはようございます。長く続いた大規模な空調工事も終わり、通常の学校生活に戻って2学期を終えられることにほっとしています。先日の球技大会では、皆さんのはつらつとして躍動する姿に感動しました。そのあとの全校での講演会も、皆さんのしっかりとした聴く態度に講師の先生も喜んでいましたし、私も嬉しく思いました。

 3年次生、既に合格を手にされた多くの皆さん、おめでとうございます。一般受験の皆さんはこれからが本番。最後まで実力アップを続け、全力を出し切って合格を勝ち取ってください。 

 さて、この時期になると、今年の10大ニュースというのが発表されますが、豊岡高校の10大ニュースは何でしょう。3月、国公立大学7名合格(うち現役4名)は素晴らしい成果でした。一年を通しての大規模空調工事。それに伴い6月に豊高祭、10月に体育祭を開催。夏、陸上部とアーチェリー部がインターハイに出場。アーチェリー部駒形君の準優勝は嬉しいニュースでした。

 皆さんそれぞれに10大ニュースがあると思います。良かったことも悪かったことも一年を振り返ることで、来年の目標や計画が明らかになってくるというものです。 

 先日、こんな記事を見ました。ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんは、授賞式後に現地の日本人学校を訪問して、リチウムイオン電池が環境問題の解決につながるという話を子どもたちにしました。吉野さんは、きっと「感動しました」「素晴らしい世界が生まれるのですね」などと反応が返ってくることを期待していたそうですが、意外にも「安心しました」「ほっとしました」という答えだったそうです。

 スウェーデンでは、子どもたちの地球温暖化に対する意識が日本より深刻なのでしょうか。そういえば、国連の気候行動サミットで怒りのスピーチを行って注目を集めた16才の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんはスウェーデンの高校生です。彼女の活動は世界中の若者に影響を与え、気候変動対策を求める世界的な抗議活動に発展しています。このことを評価して、アメリカのタイム誌は「パーソン・オブ・ザ・イヤー」にグレタさんを選出しました。

 しかしながら、世界中で彼女を称賛する声がある一方、保守的な人を中心に批判の声も大きいようです。トランプ大統領もその一人です。批判する人のコメントを見ると「小娘のくせに生意気だ」という大人げない心理が見て取れます。私は、グレタさんの言っていることは正しと思いますから、本質をはぐらかそうとする大人の態度は情けないと感じます。

 日本はどうでしょう。原発事故以降、日本人の気候変動に対する意識は高まっていないと思います。それは、第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)期間中、環境NGO「気候行動ネットワーク」から地球温暖化対策に非協力的な国に贈られる「化石賞」が日本に授与されるという不名誉なことからもわかります。

  皆さんには、未来の社会がよりよくなることに貢献できる人間になってもらいたい。そうなるためにはいろいろな学びが必要です。人類の未来を左右する気候変動など地球規模の問題や、近い将来やってくるAIやIoTなどの超スマート社会における課題など、皆さんが直面するであろう問題にはもっと関心を持ってもらいたいと思います。

 1年次生はこれから、持続可能な開発目標SDGsについて探究活動を行うと聞きました。大変すばらしいことです。受け身の学習だけではなく自ら課題を見つけ主体的に行う学習が大切になります。読書や教育文化施設を訪れるのもその一つ。冬休みはそれができるチャンスです。 

 冬休み中、健康に留意し、事故に遭わないように。勉強はコツコツ毎日。良い年を迎えてもらい、元気に3学期始業式でお会いしましょう 

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