豊高校長室だより

2020年12月の記事一覧

創立百周年記念誌の配布にあたって生徒に伝えたこと

 創立百周年記念誌についてお話します。

 22日の記念誌の搬入にあたっては、大勢の生徒の皆さんに協力していただきました。実に頼りがいのある生徒たちだなあと嬉しくなりました。ありがとうございます。 

 11月に予定された百周年記念式典が来年に延期になったため、今年が節目の年という割には盛り上がりませんでした。ですが、このずっしりと重い記念誌を手にして、今年が豊岡高校にとって大きな節目の年であること、そして百年という歴史と伝統の重みを感じてもらいたいと思います。 

 記念誌の発刊に当たっては、同窓生の先生方を中心に、実に多くの時間と労力をかけて編集作業をしていただきました。その想いと、寄稿していただいた方々の本校への想いが結晶となった、大変貴重な冊子であることを理解してください。 

 では、豊岡高校の歴史を簡単にお話ししましょう。

 創立は1920年(大正9年)、旧豊岡町を中心に近隣の9つの村が共同で設立した学校組合立 豊岡農業学校がスタートです。場所は、現在の丸広のあたり、豊岡尋常小学校内にありました。穀物生産や養蚕、茶業が盛んなこの地で、その発展の中核となる人材を育成するための学校を作りたい、という地域の熱い願いから生まれた学校です。

 ほどなくして、商業教育も取り入れようとなって、1927年(昭和2年)に、農業と商業を併せて学ぶという公立学校では全国的にも珍しい豊岡実業学校となりました。この年、現在の地に移転しました。

 第二次世界大戦後の1946年(昭和21年)、県立豊岡実業高等学校となり、1950年(昭和25年)から男女共学になりました。

 1962年(昭和37年)に普通科が設置され、その2年後に農業科が廃止となり、普通科と商業科、それに定時制を併設して県立豊岡高等学校と名前が変わりました。ちなみに、現在の1号館はこの年に完成しています。

 その後、1972年(昭和47年)から普通科のみとなりました。

 そして、2013年(平成25年)、定時制を閉課程とし、県立入間高校と合併する形で、単位制の現在の豊岡高校になりました。 

 この記念誌、重たいですが必ず家に持ち帰って、家の人にも見せてください。きっと喜んでもらえると思います。大切なのは、皆さん自身が中身を見てほしいということです。写真を見るだけでも歴史を重ねた跡がわかります。

 1年ごとに記事が書かれていますので、日本の社会情勢と併せて、本校の歩みがわかるようになっています。草創期や戦時中の苦労、部活動でのすばらしい実績、大きな特色だったHR発表会など、その時代ごとの出来事には興味深いものがあります。また、卒業生や本校で教鞭をとられた先生方の寄稿文も読んでもらいたいです。皆さんには自分の現在の学校生活と重ねながら、それぞれの時代で生徒、先生がどんな思いでいたのかを知ることができます。 

 記念誌に目を通してもらうと、これまで豊高の歴史を紡いでくれた多くの先輩たちや先生方に敬意を表したくなるはずです。そして、私たちが新たな歴史をつくっていく当事者であることを自負してもらいたい。

 記念誌のタイトルは「出藍の誉れ」。そう、校歌に出てくることばです。意味は、弟子が師匠よりも優れた才能を表すということです。校歌は、そういう高い目標、志を持って、日々勉学に励もうという歌詞になっています。皆さんがこの精神を受け継いで頑張ってくれること、豊岡高校の伝統の、よき継承者となってくれることを大いに期待します。 

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放送による2学期終業式での校長講話を紹介します

 全校生徒の皆さん、おはようございます。

 長い2学期でしたが、お疲れさまでした。皆さんの手元には、分厚い創立百周年記念誌が渡ったと思いますが、これについては、のちほど触れたいと思います。 

 2学期はWithコロナ、新しい生活様式という新たな意識で過ごしてもらったことと思います。現在、県立学校では66校で感染者が出ていますが、幸いなことに本校からは出ていません。感染拡大が収まらない今、安心せずに、これまで以上に感染防止の行動を心掛けてください。 

 2学期を振り返ると、まず、文化祭の中止。これは実に残念なことでしたが、文化部発表ウイークが実施できたことはよかったと思います。続いて、コロナ対策を講じて臨んだ体育祭。延期の末、雨で途中打ち切りとなりましたが、クラスTシャツを着て頑張る皆さんの姿に豊高生らしさ、頼もしさを感じました。球技大会も急きょ無観客となりましたが、皆さんよくルールを守り伸び伸びとやっている姿を目にしましたので、実施できてよかったと思います。

 部活動も大会が再開され、この後、表彰として紹介されますが、陸上部の関東大会三位をはじめ、バスケットボール部、ソフトテニス部、アーチェリー部、文化部では軽音楽部や写真部などが活躍し、皆さんの文武両道の実践にはとても嬉しく思っています。 

 コロナによって、まだまだ学校生活は元の形には戻りませんが、皆さんの日頃の学習の取り組み状況や英語検定の合格者数の増加、総合的な探究の時間の取り組みや豊岡小学校との交流事業の様子などを目にし、本当によくやってくれていると感心します。 

 年明けには、3年次生は大学入学共通テスト、学年末考査、大学の一般選抜が待ち構えています。既に進路が決まっている人も含めて、豊高生としての3年間の集大成となる大事な学期になります。気を引き締めてください。

 2年次生は修学旅行が控えています。体調管理をしっかりやってください。また、3年次につなげる大事な学期になりますので、こちらも進路意識を高め、しっかり勉強してください。

 1年次生も同様です。2学期に学んだことを定着させること、自ら進んで学習する態度と習慣を身につけることが、皆さんの進路実現に関わってきます。頑張ってください。 

 皆さんひとり一人の心がけがコロナを克服する力になります。部活もできないのかと残念がっている人も多いでしょうが、ピンチをチャンスに変える発想で、余裕のできる時間を勉強や自己研鑽、ご家族との触れ合いなどに、有効に生かしてほしいと思います。

 健康と事故に気を付けて、1月7日にまたお会いしましょう。

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