豊高校長室だより

2021年4月の記事一覧

【豊高校長室だより】生徒をほめていただきました

 ご近隣にお住まいの方がわざわざ窓口にお寄りくださり、生徒をほめてくださいました。重い荷物を持ってくれたこともあったそうで、うれしかったとのこと。お聞かせいただき、ありがとうございました。

 県大会進出、関東大会進出など部活動の活躍もあちこちから聞こえてきました。先週には咲いていなかったバラが咲き始めました。

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【豊高校長室だより】図書館に他校の蔵書が届く!

 前任校では、図書館で本を借りて読むことが多かったのですが、豊高の司書さんから「前任校で読んでいた本の続編が出ましたが、取り寄せますか?」とのお話。意外だったので聞いてみると、「入間地区の図書館ネットワークがあり、豊岡高校に届きます」とのこと。お言葉に甘えて取り寄せてもらいました。
 このネットワークには公立高校だけでなく盈進学園東野高校も加わっているそうです。本校にない図書も取り寄せてもらうことができますし、リクエストもできます。生徒のみなさんもぜひ図書館を活用してもらいたいものです。

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【豊高校長室だより】「夏も近づく八十八夜」の「も」

 豊岡高校のある入間市周辺は狭山茶の産地です。校門前の道路に「新茶」ののぼりが立ちました。茶摘みの季節です。「夏も近づく八十八夜」といいます。立春から八十八夜、ことしは5月1日にあたります。日に日に夏めいてきます。

 ところで、「夏も近づく」の「も」とは?

 「きょうもいい天気だ」の「も」には「きのうも」(いい天気)と対比し、「同じように」という意味を表しています。「猿も木から落ちる」の「も」には普通を超えた特別なもの(木登り能力)を持つものの代表として「猿も」と言っています。

 「夏も」の「も」は、同類のもの(ここでは春夏秋冬という季節)から「夏」を特に取り立てて強調する意味があるようです。口論を仲裁するときなど「おまえもおまえだ」といいますが、ほぼ同じ意味でしょう。

夏も近づく八十八夜

 

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【豊高校長室だより】横断歩道では、おとなもこどもも「手を挙げて」

 4月16日(金)入間市交通安全対策推進協議会の会議に出席してきました。入間市では令和2年の一年間に幸いにも交通事故による死者はなかったそうですが、389人の負傷者があったとのこと。令和3年にはいってすでに103件の人身事故が(15日(木)現在)起きているそうです。狭山署の交通課長さんは「横断歩道では、おとなもこどもも『手を挙げて』運転者に横断の意思を伝えることが大事」とおっしゃっていました。4月6日から15日まで令和3年春の全国交通安全運動が行われてきましたが、交通安全運動期間でなくても気を付けて。

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【豊高校長室だより】意外な応援団?が出没

 4月11日(日)野球部の春季大会が行われ、飯能市営球場に応援に行きました。保護者のみ入場可、感染防止対策を取ったうえでの応援ということでした。試合開始前、応援席からどよめきが起こっているので何かと思ってみたら、三塁側後方の山にイノシシが球場を見下ろしています。意外な応援団の出没でした。「猪突猛進」とあやかりたいところでしたが。

意外な応援団が

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【豊高校長室だより】4月9日(金)1年次生のオリエンテーションがスタートしました

 昨日入学式をすませた1年次生は、きょうからオリエンテーションにはいりました。教務部、生徒指導部、保健室、進路指導部などの説明を受け、生徒会のオリエンテーション、部活動の活動説明と仮登録など、盛りだくさんの一日だったことと思います。各クラスとも校内案内で校長室の前を通りかかった時に、さっそく声をかけてくれました。校長室ドアが開いているときはいつでもウエルカムです。気軽に声をかけてくださいね。

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豊岡高校の「不易と流行」(令和3年4月8日・第76回入学式式辞)

 風に舞う花吹雪が目に眩しく、ここ入間の地も、風が初夏の香りを運んでくるのを感じる季節となりました。このよき日に埼玉県立豊岡高等学校第76回入学式を挙行できますことを喜びたいと思います。

 ただ今、入学を許可いたしました318名のみなさんは豊岡高校創立百周年の節目の年を経て、新たな未来を創る一期生となります。心より歓迎いたします。みなさんは、中学校生活集大成となる年に緊急事態宣言による休業に加え修学旅行や部活動大会の中止など、これまでなかった不自由な生活を余儀なくされました。みなさんも進路選択に悩まれたことと思いますが、そんな中でも折れずに努力し、今日晴れてこの日を迎えられたことに、重ねてお祝いを申し上げます。

 保護者のみなさまに、お子様のご入学を心よりお慶び申し上げます。

 みなさんには、ここまで見守ってくれた保護者の方々、ご家族、お世話になった方々へ感謝の気持ちを、できれば言葉で表してほしいと思います。そして、これからの三年間、思う存分勉学や部活動に励んでください。これまで百年以上にわたり社会を支えている二万五千名もの卒業生も見守ってくれています。

 さて、学校の目指すところには不易と流行があります。

 豊岡高校の不易は、校訓である、「進取、自立、勤勉」に裏打ちされた質実剛健の校風、足が大地に着き、押されようがびくともしない力をつけた文武両道に秀でた人材の育成です。

 流行としては、これから時代は、これまでの当たり前が、当たり前でない世界になっていくはずです。こうあるべきとか、こうするべきとかいう、凝り固まった古い価値観を破り、バランス感覚、柔軟な思考と行動力を身につけた地域のリーダーを育成することです。グローバル社会といいますが、国際化が進んでいるのは実は「足元」です。興味を持った学問を足掛かりに脳に大いに汗をかき、足腰を鍛える高校生活を楽しんでください。

 これまでと異なり、忙しくなるはずです。人が「第二の誕生」を迎える高校時代に悩みはつきものですが、一人で抱え込み闇のような気分にならないためにも「自分の居場所」を持つことをお勧めしたいと思います。

 この入学式に際しみなさんを迎える教職員の思いは熱く、刻々と変わる状況の中でさまざまな準備を進めてきました。きょうから保護者のみなさまと緊密な連携を図りながら教職員一同、高校76期生の心身ともに確かな成長を支援してまいります。これをご縁に本校へのご支援とご協力をお願い申し上げます。

 結びにみなさんが、三年後の卒業式で、豊岡高校を選んだことは正しかった、豊高に入ってよかったと感じ、希望の進路を切り開き、力をつけて羽ばたいていってくれることを期待して式辞といたします。

  令和3年4月8日

                    埼玉県立豊岡高等学校長 内田 正俊

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ポジティブな、新しいことばを発しよう(令和3年4月8日・1学期始業式での校長あいさつ)

 おはようございます。進級おめでとうございます。みなさんの元気な姿を目にすることができて、とても嬉しく思います。わたくしは、4月1日付で豊岡高校校長として着任しました、内田正俊と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 昨年度は、これまでなかった不自由な生活を余儀なくされました。そんな中でも折れずに努力し、学校生活を充実させていることを高く評価したいと思います。

 さて、きょうは「ことばの力」についてお話しします。ポジティブなことばを発すれば、自分だけでなく他人までも望むものに変えてしまうし、ネガティブなことばを発すれば落ちるところまで落ちるよ、という話です。

 古くから、ことばには魂があって、発せられた言葉は大きな力をもっており、その通り現実になると信じられてきました。「コトダマ」などと言ったりします。縁起がいい、人を祝う言葉を口にすると、人や人の心までもこちらの望むものに変えてしまう、というわけです。

 古典の時間に扱うと思いますが、万葉集は現在まで伝わる最も古い歌集です。年代のはっきりしている一番新しい歌は西暦759年のもので、今から1260年ほど前になります。万葉集では、この日本を「言霊(ことだま)の幸(さき)はふ国」と表現しています。ことばが持っている力によって、幸せになるというのです。

 本校の名前になっている豊岡という地名は、1889(明治22)年に入間市のもとになる4つの村が合併したとき、将来を祝ってめでたい名をつけたということです。日当たりがよく実りが多く生活が豊かで裕福なところというわけです。一方、「入間」も、漢字をあてるときに、「入」は豊かな収入、「間」は、門(家々)に太陽の光が降り注ぐ、日当たりの良い平和な生活を営むということで、本校は100年前に農学校として誕生したわけですが、豊岡・入間という名からもわかるように、人々は大地に足がついた生き方を理想としてきたようです。

 万葉集には入間の地で詠まれたこんな歌が伝わっています。

 入間路(いりまぢ)の大家(おほや)が原(はら)のいはゐ蔓(つら)引かばぬるぬる吾(わ)にな絶(た)えそね (万葉集巻十四)

 入間地方大家が原に生えているイワイツラというつる草が、引っぱればぬるぬると続いていくように、私との仲を絶やさないで欲しい、というのです。

 その「いり(る)ま」もかなり広い地域だったようで、「おおや」という地名がいまの狭山と日高の境あたりや坂戸市にあります。千年以上伝わる地名というわけです。

 豊岡高校創立百周年の節目の年を経て、新たな未来を創る第一歩と踏み出しました。これから時代は、これまでの当たり前が、当たり前でない世界になっていくはずです。迷ったら、凝り固まった古い価値観を破り、新しいことばを口にしてほしいと思います。そして、足が大地に着いた、押されてもびくともしない力をつけてほしいと思います。興味を持った学問やスポーツ、芸術を足掛かりに脳に大いに汗をかき、足腰を鍛える高校生活を楽しんでください。

 話はこれで終わりにしますが、もっと聞きたいという人はぜひ校長室においでください。校長室のドアが開けてあるときはいつでも歓迎です。

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